あらすじ
心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な二人の子供に恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。スティーブンには、もう一人、時どき会っている少年マーティンがいた。マーティンの父はすでに亡くなっており、スティーブンは彼に腕時計をプレゼントしたりと何かと気にかけてやっていた。しかし、マーティンを家に招き入れ家族に紹介したときから、奇妙なことが起こり始める。子供たちは突然歩けなくなり、這って移動するようになる。家族に一体何が起こったのか?そしてスティーブンはついに容赦ない究極の選択を迫られる・・・。
公式サイトより
ネタバレ
スティーブンはマーティンの父親を、手術ミスで死なせてしまっています。
ミスの原因は飲酒。
マーティンはスティーブンに、「家族を一人殺して。さもないと、足が動かなくなり、目から血を流し、最後は死ぬ。みんな死ぬ。」という呪いのようなものを伝えます。
その言葉通り、息子に始まり、娘まで歩けなくなってしまいました。
最初の頃は病院で治療をしたりしていましたが、原因が見つからず。
家族は徐々にスティーブンに対して、媚びを売り始めます。
息子であるボブの目から血が出たことで、スティーブンは最後の決断を迫られます。
目隠しをさせた家族を椅子に縛り、並べたスティーブン。
自身も目隠しをし、回りながら適当に銃を撃ちます。
その弾丸は息子に当たります。
生贄をささげたことで助かった家族が、ファミレスでマーティンを見かけるところで映画は終わります。
レビュー
完璧な家族が呪いによって徐々に徐々に崩れていき、生き残るために汚い部分を見せすぎたせいで、家族の形を取り戻せなくなる様は、なんとも言えない気持ち悪さを感じました。
生きるために媚びを売る姿や、究極の選択を迫られて乱暴に狂っていく姿を見せあった主人公たちは、最後のシーンでは、もはや他人のような雰囲気を醸し出していました。
マーティンのほとんど変わらない表情も、不気味さを加速させていて良かったです。
鑑賞中は常にじっとりとまとわりつくような嫌な感じがあり、人を選ぶ映画だと思います。
誰かと見るものではなく、1人で見る映画ですね。
この後は、おしり探偵を見ようと思います。
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