【危険】アカウント売買は損しかない!ゲームトレードの違法性について知る

スポンサーリンク

スマホゲームの普及の影響などで、ゲームアカウントの売買が急激にさかんになっています。

「飽きてやらなくなったゲームのアカウント、課金もしていてもったいないから売ろうかな」

「ゲームアカウントの売買でお小遣い稼ぎができるって聞いた」

「アカウントを買いたいけど詐欺にあうのがこわい」

「ゲームアカウントの売買って捕まるの?」

こんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、RMTサイトで最も勢いのある「ゲームトレード」について、アカウント売買の違法性、危険性、詐欺の手口等についてご説明します。

これを読めば、アカウント売買が安全なのかどうかがわかるので、ぜひ最後まで見ていってください。

スポンサーリンク

ゲームアカウントの売買は違法なのか?

結論を先に言うと、ゲームアカウントを売買しても即逮捕されることはありません。
売買する過程で、詐欺行為やその他違法行為を行っていなけば大丈夫です。
しかし、ゲームアカウントの売買が合法かというとそれも違います。

詳しく知りたい方は以下の記事を読み進めてください。

それ以外の方は次の項目まで飛ばしていただいて大丈夫です。

ゲーム内のアイテムやアカウントなどを現金で取り引きする行為をRMT(リアルマネートレード)といいます。

RMTがゲームに及ぼす悪影響はたくさんあるのですが、昨今のモバイル端末向けゲームアプリの状況を考えると、RMTがあることでゲームが賭博罪に抵触するリスクがある、ということが大きく挙げられるかもしれません。

2016年9月20日に内閣府消費者委員会が発表した「スマホゲームに関する消費者問題についての意見」に興味深い部分があります。ゲーム業界ニュースでも取り上げていますので、興味があれば読んでいただきたいのですが、ここでは賭博とRMTに関する一部分のみ、以下に引用します。

実際に電子くじが賭博罪に該当するか否かについては、上記「財産上の利益」該当性に加え、「一時の娯楽に供する物」該当性等も含め、事案ごとに判断されるものである。電子くじで得られたアイテム等を換金するシステムを事業者が提供しているような場合や利用者が換金を目的としてゲームを利用する場合は、「財産上の利益」に該当する可能性があり、ひいては賭博罪に該当する可能性が高くなると考えられる。


メルカリ問題—RMTがゲーム業界にとって困る理由 [ゲーム業界ニュース] All About

2016年に書かれたフリマアプリ「メルカリ」のアカウント売買について書かれた記事です。

RMTが原因でゲームが賭博罪の罪になってしまうかもしれないという可能性が書かれています。

また、Wikipediaの記述を見てください。

RMTが適法とする側の主張

「RMTの行為そのものを取締る法律そのものが存在しない」ために適法である。
データの所有権(アクセス権)はユーザー側の資産であり、資産の売買は適法である。

RMTが違法とする側の主張

信用毀損罪・業務妨害罪に抵触する。RMT業者からゲーム内通貨等を購入することで、ゲーム運営企業の課金アイテム購入が不要となり、ゲーム運営企業のビジネスモデルを破壊する。
著作権侵害に抵触する。ゲームデータはゲーム運営企業の著作物であり、RMTは他者の著作物を利用して利益をかすめ取りゲーム運営企業に損害を与える行為に該当するため。
ネットゲームにおけるデータの所有権は運営会社のものであり、アクセス権も本人に限定して提供されているものであり譲渡を含め売買は禁止行為に該当する。[5]

リアルマネートレーディング - Wikipedia

「RMT自体を取り締まる法律はないので違法ではない」と書いてあるサイトもよく見かけますが、それはRMTが「合法である」という法の解釈をしている側の意見の1つであり、RMTが合法であると確定づけるものではありません。

このように、「合法である」「違法である」という主張がぶつかり続けており、明確な答えはまだないです。

RMTの違法性は、法の解釈により変わってしまうので現時点で逮捕されることはありません。
しかし、かなりのリスクがあるということを理解しておく必要があります。

RMTサイトの『ゲームトレード』も同じ考え方で、現時点で即逮捕されることはありませんが、完全な合法とも言えない状態です。

隣の韓国では、RMTは法的に禁止されています。さらに、アメリカでは、ゲーム内の仮想通貨の取引に対しての課税が検討されているそうです。

このように、様々な国がゲームを扱った取引に対しての法律を整えているので、日本も近い将来、法整備が行われるのではないでしょうか。

ゲームアカウント売買の危険性

アカウントを停止される

RMTを禁止しているゲームでRMTを行った場合、そこで得たアカウントが停止される可能性があります。

せっかく大金を出して買ったアカウントなのに、運営にバレて永久停止になったりしたら、お金も帰ってこないし最悪ですよね。

「そんなのバレないでしょ」と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、2020年10月21日にSEGAが『ファンタシースターオンライン2』内で、RMTを行ったアカウントを永久利用停止にするという事件が起きています。

RMT利用行為に関するアカウント利用停止措置につきまして|『PSO2 ニュージェネシス』プレイヤーズサイト|SEGA
『PSO2 ニュージェネシス』プレイヤーズサイト

企業も日ごろから独自調査を行っているということですね。

詐欺被害にあう可能性がある

Twitterで『ゲームトレード』と検索すると、サジェストの一番上に『詐欺』と出てきます。

また、ヤフー知恵袋で『ゲームトレード 詐欺』と検索すると799件も質問が出てきます。

それだけ、ゲームアカウントの売買によって詐欺被害にあった人がいるということです。

また、知恵袋での回答はほとんどが、「RMTを行った時点で、自分も規約違反をしているのだから、どうしようもない」というものでした。

中には、「ゲームトレードの運営に連絡を取ることで解決するかも」と言ったものももちろんあります。

しかし、RMTに手を出している時点で自分も悪いことをしているので警察や弁護士に言いづらく、『ゲームトレード』が対応してくれない場合は泣き寝入りするほかないような状況でした。

では、どのような詐欺に合う危険性があるのか。
詐欺の手口をご紹介します。

詐欺の手口

アカウントを購入したが乗っ取られた

アカウントの購入後、パスワードの変更を忘れており、出品者にアカウントを乗っ取られてしまうという詐欺です。

購入すると、送られてきたのは別のアカウントだった

『荒野行動』のアカウントを購入したら、出品されていたものとは違うアカウントの引継ぎコードが送られてきたという詐欺です。
その後、出品者に連絡を取るも音信不通になってしまい、取引をキャンセルしようとするも出品者側が拒否してできないという状態になっていました。

入金確認後、引継ぎコードとパスワードを渡したが取引が完了しない

  1. 出品する(出品者側)
  2. 購入手続きをする(購入者側)
  3. 購入通知の確認(出品者側)
  4. 代金を振り込む(購入者側)
  5. 商品の引き渡し(出品者側)
  6. 商品の受け渡し(購入者側)
  7. 出品者を評価(購入者側)
  8. 購入者を評価(出品者側)
  9. 売上金の受け取り(出品者側)

『ゲームトレード』の売買の手順は上記のようになっており、フリマアプリの『メルカリ』に似ています。

今回の詐欺では、出品者は入金を確認し商品の受け渡しまで完了したのに、購入者が出品者の評価を完了させず、取引が完了しないので売上金が受け取れなくなってしまったというものです。

出品者は引き渡したアカウントに購入者がログインしていることも確認済みですが、購入者は「ログインできない」の一点張りで取引を完了させてもらえないそうです。

『ゲームトレード』の運営に連絡すると、「72時間以上経っても購入者からのメッセージがない場合に代行レビューを行います」という返事が来ました。
しかし、『ゲームトレード』では72時間が経過すると購入者が取引をキャンセルできるシステムなので、出品したアカウントを取り返す手段が無いという状態になってしまいました。

まとめ

気軽にお小遣い稼ぎができると話題の『RMT』ですが、危険性が高く、トラブルが多く潜んでいます。

また、トラブルに合った際自分が規約違反をしているので、泣き寝入りしなければならないケースがとても多いです。

お金が絡むことですので『ゲームアカウントの売買』をする際は、今一度考え直してみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました